壁紙（クロス）リフォームには、さまざまな用途やデザインタイプがあり、その選択肢は実に豊富です。一方で素人目には、どれを選べば良いか分からない、知識がないと適切なものを選びにくいという面もあります。

・ビニールクロス（塩化ビニール樹脂系）
真っ先に挙げられるのが、ビニールクロス素材で実際に多くのご家庭で使用されています。
特徴は安価でありつつ、耐久性に優れ、カラーやプリント柄などデザイン的な自由度にも優れています。
また素材がビニール素材という事もあり、耐水性もあり掃除も容易なため、主にキッチンなどで用いられています。

・パルプ系
紙の素材を用いた壁紙で、昨今では不燃紙を用いているため耐火性に優れ、ビニールクロスと同様にデザインの自由度もあります。半面、下地（壁面）の影響されやすく、中には水に弱いものもあり、ビニールクロスに比べて汚れやシミに気を使う必要があります。キッチンやリビングルーム以外での用途にお勧めです。

・布クロス
布クロスなどの繊維系の壁紙素材は、シルクやサテンなど元々の生地を活かした自然素材により、あくまで自然な雰囲気を大切にされている方にお勧めしています。
自然な風合いなので、高級感もあり、パルプ系素材に比べて破れにくい性質をもちます。
ただこちらも、汚れが付いてしまうと落としにくく、また防火性についても期待できませんので、キッチンやリビングなどには不向きです。