西宮リフォーム(エコリフォーム編/後編)

エコリフォームには、国や自治体の補助金・助成金が利用できる場合があります。ここでは補助金や助成金の利用を取り上げてみます。
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各補助金・助成金の内容
1、こどもエコすまい支援事業
「こどもエコすまい支援事業」は、子育て世帯や若者夫婦世帯が高い省エネ性能(ZEHレベル)を持つ新築住宅を取得する際や、住宅の省エネ改修を行う際に支援を行う国の事業です。この事業を通じて、省エネ投資の促進と2050年のカーボンニュートラル実現を目指しています。
◆主な支援内容
・新築住宅の取得:子育て世帯または若者夫婦世帯が、高い省エネ性能(ZEHレベル)を有する新築住宅を取得する場合、1戸あたり100万円の補助が受けられます。
・リフォーム(省エネ改修):住宅の省エネ改修を行う場合、1戸あたり最大30万円の補助が受けられます。ただし、子育て世帯や若者夫婦世帯が既存住宅を購入してリフォームを行う場合は、上限が60万円に引き上げられます。
◆対象となる世帯
・子育て世帯:申請時点で18歳未満(2004年4月2日以降生まれ)の子どもを有する世帯。
・若者夫婦世帯:申請時点で夫婦のいずれかが39歳以下(1982年4月2日以降生まれ)の世帯。
◆申請手続き
補助金の申請や受け取りは、事前に「こどもエコすまい支援事業者」として登録された建築事業者や工事施工業者が行います。一般の方が直接申請することはできません。そのため、対象となる住宅の新築やリフォームを検討される際は、事前に登録事業者と契約を結ぶ必要があります。
2、ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)支援制度
「ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)支援制度」は、省エネルギー性能の高い住宅の普及を促進するため、国が提供する補助金制度です。2025年(令和7年)度の主な支援内容は以下のとおりです。
◆補助金額
・ZEH:1戸あたり55万円
・ZEH+:1戸あたり90万円
さらに、ZEHおよびZEH+の住宅に蓄電システムを導入する場合、2万円/kWhの追加補助が受けられます。また、ZEH+住宅に高度エネルギーマネジメントシステム(エネマネ)を導入する場合、1戸あたり1万円が補助されます。
◆補助対象
・ZEH:高い断熱性能や省エネ設備、太陽光発電システムなどを組み合わせ、年間の一次エネルギー消費量が正味(ネット)でゼロ以下となる住宅。
・ZEH+:ZEHの基準に加え、さらなる断熱性能の向上や高度なエネルギーマネジメントシステムの導入など、より高い省エネ性能を備えた住宅。
◆申請方法
補助金の申請は、事前に「ZEHビルダー」として登録された建築事業者や工務店が行います。一般の方が直接申請することはできません。そのため、ZEHの新築やリフォームを検討される際は、登録された事業者と契約を結ぶ必要があります。
ZEH支援制度を活用することで、初期費用を抑えつつ、環境に優しく快適な住まいを実現できます。具体的な計画を立てる際は、ZEHビルダーに相談し、適切なアドバイスを受けることをおすすめします。
3、住宅省エネリフォーム推進事業
「住宅省エネリフォーム推進事業」は、既存住宅の省エネルギー性能を向上させるためのリフォームを支援する国の補助金制度です。この事業は、住宅をZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)レベルの高い省エネ性能へ改修する取り組みに対して、国が直接支援を行うものです。
◆主な支援内容
・補助対象工事:複数(2箇所以上)の開口部改修工事など、ZEH仕様基準レベルの高い省エネ性能への改修。
・補助率:改修費用の40%(上限35万円)。
◆補助額の例
・窓改修:1箇所あたり最大99,200円。
・ドア改修:1箇所あたり最大144,000円。
なお、対象となる建物は、改修後に耐震性が確保されることが条件となります(計画的な耐震化を行うものを含む)。
◆申請方法
申請手続きは、事業者登録を行った事業者が施主に代わって行います。そのため、リフォームを検討される際は、登録事業者に相談することをおすすめします。


エコリフォームには、国や自治体の補助金・助成金が利用できる場合がありますので、お気軽にお問い合わせください。

INFORMATION
西宮 キッチンリフォーム(シンク編)
昨今の物価高により電気・ガス・水道などの料金も上がりつつあり、リフォームの際にこれらの費用を極力抑えるための工夫が求められています。